もともとの趣旨から外れた
返礼品競争が激化し、赤字自治体もある
当たり前の対応だ
昨日の野田総務大臣の会見ニュース
そもそもふるさと納税ってどんな趣旨だったのか
それは好きな自治体に寄付を出来るようにして
地方間の格差や過疎化で税収が減っている自治体などの
問題を解決しようということだった
なんで見直されるような事態になったかは
上の記事を読んでもらえばわかるだろう
もともと返礼品なんてシステムが無かったら
「今は住んでいない地元に寄付をする」とか
「財政難で苦しんでいる自治体に寄付をする」とか
今ほど額は大きくなくとも本来の目的で行われたんじゃないか?
日本国民という有限のものを国内で奪い合ってどうすんだ?
公的機関は競争原理からは切り離さないといけないというのに・・・
豪華な返礼品が取りざたされるようになって
このシステムは終わったなと思ってはいたが
赤字自治体がここまで増えているとは思ってなかった
因みに杉並区は30億円の赤字らしい
その30億円分サービスが削られるか
住民税とか公共料金が引上げられることになるだろう
※地方自治体は地方交付税で75%補填されるが東京都ではその制度は無い
ニュースを聞いて「(国に対して)余計なことをするな!」と憤っていた
自分の利益しか考えていないくそったれ上司は
ぜひ補填する案を考えて欲しい
無能なので無理なのはわかっているが・・・
そもそもこの制度にはいろんな問題がある
・制度利用者と利用していない人では住んでいる自治体への納税額が違うのに同じサービスを受けられる
・赤字になった自治体では、利用した人は返礼品を受取っているが、利用していない人はサービスの低下のみを受けることになる
という、制度利用の有無で不平等が生じるし
・そもそもどこがふるさとなのかがあいまい
・寄付ではなく買い物になっている
・格差是正にはなりえない、むしろ赤字自治体が生まれている
と、制度の意義そのものが破綻していると思う
今回の件でちょこっと調べてみたら
義援金として被災地に納税する人も増えているみたい
これを良しとする人は多いだろうね
ただね、考えてほしい
その分、自分の自治体の税収が減るし
送った自治体にしかお金は届かないんだ
全体的に役立てて欲しいと思うのであれば
普通に募金したり支援団体に寄付した方がいい
この制度を本当の意味で利用している人は
きっといいことしたって満足してるだろう
でもね、自分の自治体の税収を減らすのは
住んでいる人全員に影響が出るんだ
そうやって寄付したお金は本当に寄付なの?
どこかを下げてまで寄付するのは正しいの?
元からこの制度に懐疑的な私ですが
今回のことで根本から見直してくれることを期待している
これを読んでくださったみなさんも
少しでいいので考えて欲しい
「この制度は本当に必要なのか」と